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ある人が川底から  / 発言者:marumaru

ソネット 

その向こう側の
抱く空気は未来です

投げかけた問いは
貴女と貴女が抱く未来という光です

そして
彼の生命は
永遠という時の中で
充足できるでしょうか 

光 

彼が愛した
ソネット

意味は重要ではなく、重要なのは音楽の 語り口と彼は言います。
そして、私の為に音楽を作り出して下さるでしょうと。

J.L.ボルヘスのソネット
スピノザ
『ユダヤ人の透けるような手が 暗がりで水晶を細工し、息絶える黄昏は不安と寒気である。 

(黄昏は黄昏に似ている)  
あの手と、ゲットーという場で 色あせていく黄玉の空間とは、明るい迷宮を夢見ている  穏やかな男には存在しないも同然だ。 

彼はこころを乱されない、別の鏡の 眠りのなかの夢のあの余映、名声にも、うら若い乙女たちの内気な愛にも、

隠喩と神話から解放された彼は 細工する、骨の折れる水晶に、一切の星である〈かの人〉の無限の地図に』 

若光王様の抱く未来
世界の抱く光
貴女の内 

未来 

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