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3歳7ヶ月 / 発言者:yuka masaki

震災のあと、ひょんなことから仲良くなったご家族に、
3歳7ヶ月の女の子がいました。
生まれた時は1700グラム。
生まれてすぐに、医者からは1歳まで生きられないと言われたほどに
病気を抱えて生きてきた子でした。
お腹を切っての手術にも耐え、3歳7ヶ月まで生きてきました。
身体は、1歳児くらいしかなく、自分で座ることもできない子でしたが
天使のような笑顔でご両親もこの上なく優しく愛情いっぱいに守られていました。
数日前に高熱をだし、緊急入院。
昨日東京から帰りその足で大学病院へお見舞いを、と思っていましたが
状態があまりに悪くて、面会できない旨お母様から連絡あり、また会える日を願っていました。
今朝、夜が明ける前の、2時40分に、天に召されました。

先ほど、ご自宅まで伺い会ってきました。
柔らかな、手は、ハイタッチをしてくれたときの、そのままで。
耐え抜いた唇は、血が滲んではいても、笑っているようでした。
苦しい時は声も立てず、ジッと一人で耐え抜いていた、とご両親がおっしゃり
誰よりも強く、誰よりも1日1日を懸命に生きたその姿に、こちらの身が糺されました。

明後日ご葬儀で、この子の紹介を、私が朗読させていただくことになりました。
この子に喜んでもらえるよう、心からつとめてまいります。

すみません。
何も意図はないのですが、書かせていただきました。

1日1日を、精一杯生きてゆかねばと
そして
誰に対しても、優しいあどけない笑顔を見せて、幸せくれた子に恩返ししなければと。。


優しい花、と書いて優花という名の女の子でした。

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