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光の連打 / 発言者:reginald

ヤマハホールでのコンサートをありがとうございました。高麗さんの御声で語られる、いだきしん先生のメッセージ。冒頭から 動悸がどくどくと強まり、潰れそうに固まった自分の胸が、ピアノ音で真ん中から押し開かれ、そこにあった塊が洗い流されていくようでした。先生の低音の連打が身体に響き渡り、瞼に見た情景は かなり以前、毎夜明けに住居の屋上から眺めていた、代々木公園から渋谷の雑踏 目掛けて翔ぶ烏の群れでした。集団で黒い形を成して飛び進むその姿と空は、モノクロームフィルムのようで美しく見え、でも自分は 常に鈍い痛みを感じつつ、明け方を迎えていました。昨夜のコンサートで気付いたのは、深夜から夜明けへ移行する一時に 痛みを伴う憧憬を抱き、生活が変わっても今以て ずっと執着していたことでした。dusk till dawn…ある時から昼夜逆転した生活をし、全き夜の住人であったかつての自分は、昼と解離し和解などできようもなく…霊界に浸りきっていたことが今はよく解ります。頭の奥に、震えながら崩れ去っていく「夜明け」の残骸を見、その破片が光に反射し 光に溶け込んでいきました。いだきしん先生の音で 胸開き 広がる朝焼けの光景。それからは、音で開かれた時が 次の場面を成し、また次が訪れることの連続でした。一度開いた時は 過去へは戻り得ない。朝陽の下、光に還ったことに安堵し 過去の残骸と訣別しました。「昼と夜の境なく生きる真の生命」という御言葉から、自らの頭にこびりついていた '昼夜 棲み分け' の意識が吹き飛び、計り知れない希望を見いだしています。光の連打で闇から開放して頂き、命拾い致しました。いだきしん先生、高麗さん、真にありがとうございます。
岩村ゆかり

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