Home > 高麗恵子 WEB サロン > 真のハイブランド

真のハイブランド / 発言者:reginald

いだきしん先生、高麗さん、ありがとうございます。書き込み途中に弟から電話あり、身近な人の急な容態悪化を知らされ中断しましたが 校了しました。投稿いたします。

先日の京都・応用コースで、イエス様の受難について、いだきしん先生が 迎賓館コンサートの時に続きお話しくださり、イエス様を記した幾多の書も、ダンテ「神曲」について書かれた学者の先生の書物も、結局 書いた方の信仰告白に止まり、その方自身の解釈を著しているに過ぎない。そのことが いだきしん先生は学生時代から疑問であった、と伺い、先生からずっと解釈なくそのまま聞き表現すること を教えて頂いてきた、その重要性にはっとし衝撃を受けました。物事をそのまま解り自分自身の表現ができるようになると 生きる方向が決まる、という御言葉をいただき、感謝いっぱいです。そして「方向」の一言から、先日来 高麗さんに伺っているKeikokomaブランドのお話が浮かび、未来への希望に心踊っています。
「ブランド」という言葉から かつて強くイメージしていたのは、自分は高校時代から所謂 ブランドブーム第一世代で、大学時は周りの多数の女子大生が、今で言うハイブランドのバッグと靴を身に着け、競うようにしていたことでした。自分はその只中にいて、ブランド物で表面的に誇示する人たちの雰囲気にうんざりしハイブランドへの抵抗あり、折しもマンションメイカーから新しく台頭してきたギャルソン、ゴルチェ等 後のデザイナーズブランドと言われる、当時 新進の衣服に傾倒しました。結局自分も、違った形で 何者とも分からない中身の無い自分を有るように誇示したかったのだな、と 今 振り返るとお恥ずかしいですが、ハイブランドへの拒絶感は 後々まで残っていました。その後、ある時 哲サロンで高麗さんから、ジャンフランコ・フェレのお洋服に未来の煌めきを感じ、海外への機中でも身につけていらしたことや、フェレが日本から撤退した後、フェレ御本人が亡くなる前、遺言のように「再度日本に直営店を」と話されていたことを高麗さんを接客していた販売の方から聞いた、とのお話を伺い、高麗さんに宛てたメッセージだと解ったその販売の方が、高麗さんにはお伝えしなければ、と言っていらした、という逸話が 深く残りました。ハイブランドで世界的に展開している張本人は、必ずその価値を解る人に向けて作品を通しメッセージを発信しているのだ、と、高麗さんの御話を通して初めて自分が解った瞬間でした。この時、自分のハイブランドへの拒絶感がなくなりました。今も、ブランドロゴを前面に出したような無粋な物は持ちませんが、美しい作品には憧景を抱くようになりました。そこで、高麗さん御自身が 満を持して本格的にKeikokomaブランドを立ち上げられる。真のハイブランド…。生命に優しく、身に纏えば空間と一つになり、本来の自分のまま未来の方向に向かう。今迄の どのデザイナーにも成し得なかった作品が、Keikokomaブランドとして世界に発信される意義の凄さ を解り、生きます。ありがとうございます。
岩村ゆかり

Home > 高麗恵子 WEB サロン > 真のハイブランド

検索
Feeds

Page Top