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確かな事 / 発言者:Kazue Fujiwara

コンサート前日の夜から今朝にかけて、妙に心がざらついていました。会社で「段取りが悪かった」と私が言った事に対し、課員から大騒ぎになっていると、上職から呼び出されヒアリングを受けた事が発端です。事の経緯を時系列に説明しても、私が一方的に悪かった構図になっていくのが感じられ、つい詫びてしまったからです。冷静に後で考えれば何て事はない、受け取り方の違いにすぎません。私は「自分たち管理職の段取りが悪かった」と言ったのですが、仕切った課員は「自分たちの段取りが悪かった」と責められたと思い、強く反発したのです。一方的な報告を真に受け話が食い違ったことも分かり、その場で仕切り直したのですが、感情は収まらなかったらしく炎上しないと気が済まなかったようです。そこでヒアリングになったのですが、フラットに伝わらないのが今度は私のしこりとなりました。更に私がとろいのは、その場で何かおかしいと思いながらも、明確に気づけず後でワサワサと心がざらつき気づく鈍さです。コンサートの当日だからこそ、「きちんと決着をつけなきゃ「」といきり立って出社したのですが、何てことはない次元を超えてしまい、気づいたらくだらない事は吹き飛んで前に向かって動いていました。ひたすらやる事をやっていたら、何もなくなっていました。肝心の言い出しっぺの課員は、月末締め切りだというのに体調が悪いとの事で休みでした。「なるほどね。相手にしなければいい。」と妙に納得し、自分がやる事をやればいいとストンと腑に落ち、コンサートに向かいました。第一部は、太古の世界のようで、緑の木々の風、白い風が吹く大地、強い光、濃いピンクの花が咲く光景が見え、「ここはどこ?」と問うと同時に、生命の奥で確かに知っている光景だと分かる経験をしました。第二部は、気づいたら終わっていて周りの拍手で我に返りました。未知の世界から行き帰ってきたかのようで、まるで何も残っていないけれど確かに在るという何とも言えない感じです。最後のパイプオルガンは、もっと不思議で突然エチオピア、タンザニア、ペルセポリス等、先生が海外で行われたコンサートの国々が映画のコマ送りのように、鮮やかに蘇って見えるのです。そして、初めての海外コンサートであったオレゴン、ホテルの川岸が見えると同時にコンサートが終わりました。あまりにもピッタリで驚くと同時に、感激して夢中で拍手をしていました。次元をはるかに超越した異次元のコンサートは、こうでなくっちゃと心躍り、緑の心地よい風を受け帰ってきました。この風は、正にコンサートで体感した太古の風と分かり、空を仰ぎ見ながら今後どう活かすのか楽しみです。ありがとうございます。

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