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憂鬱 / 発言者:tmiyazaki

朝から悲しい気分――空は青く気持ちの良い緑の風も吹くのに……。
ワーキングプアのニューズ――妻の介護や親の世話で働けない人々。年老いて年金も僅か、貯金もない男が朝ご飯を作っている、さびしく笑いながら……。
しかし、かつて一戸建ての家に住み夫婦共稼ぎの知人が「俺はワーキングプアだから、そんな話(いだきへの誘い)には向かないよ」と言ったときの嫌な悲しさも浮かぶ。
収入不安と体力減退の悲しさ――十分寝たのに、眠くて仕方なく、下を向いて快晴の舗道を歩く。いろいろなことが去来して、憂鬱を誘う。
昨夜の友の戦争肯定論――戦争は善意の発露!国を守り家族を救うための正義、悪との闘い。後から上目線で「戦争はいけないよ」というのは偽善だと言う。
上目線という批判の厭らしさ――抽象の能力のなさ、形而上学のなさではないか。「右頬打たれれば左頬」ほどの勇気はないけれど、暴力はいけない。
結局議論も対話もむなしいだけ――そうだろうか。言葉を尽くして誠意を伝え、言葉で傷ついた脳や心を癒すことだってできるはず。
また誠意とか懸命にとか言って独善に気がつかない鈍さよ――そうして批判をかわし、事実を隠してるだけではないか。空しい堂々巡り……。

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