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応用コースをありがとうございました。 / 発言者:cosumosu

本日の応用コースのお話は心の奥深いところから覚醒していくお話でした。埋もれていた芽が息を吹き返して輝き始めました。会場に居る私だけでなく、5000年前に生きた人達の魂も一緒にお聞きしていると感じ、すごい応用コースと感じ夢中でお話をお聞きしていました。
先生がたったお一人で探求されてきたからこそ、今、私達は講座やコンサートを沢山経験させて頂くことが出来、イスに座ったままで豊かで尊い経験をさせて頂くことが出来ます。先生がここまでして下さっていることを、それを当たり前に思って粗末にしたり、自らの弱い心に負けて中心がぶれてしまうことは、人間だったら決してあってはならないことだと受けとめさせて頂きました。

本居宣長、小林秀雄、折口信夫・・・今まで何度もお話し頂いて、小林秀雄の「本居宣長」や折口信夫の作品に心ひかれ、手にとりましたが、難しくて途中で挫折しました。折口信夫の短編「くちぶえ」は唯一読むことが出来ました。他の現代小説とは違う、不思議な感覚であったことを覚えています。「古事記」も角川ソフィア文庫を手に取りましたが、漢字だらけで訳がわからず、そのままとなっています。古事記が口伝であるとお聞きして、現代人の頭で言葉を使っている自分がいきなり読んで分かるような世界ではないと受けとめます。
日本人であるのに、自分達の原点である古事記を理解できない、ということを悲しく感じました。何とかしたいという気持ちがあります。
アイヌのユーカラを一字一句違わずに丸ごと覚えておられる女性のお話が心に響きました。お祖父様のお話を繰り返し聞くのが楽しみであったとの先生のお話も心に響きました。私達が先生のお話を夢中でお聞きするのも、きっと同じことなのだと思いました。ノートを取るためにお聞きしているのではない。何か知識を得るためにお聞きしているのではない。先生の「音」にふれることが喜びなのです。
5000年前の古代人になりたい、と思いました。時空を越えて受け継がれている魂を心の奥に感じます。心の奥で目覚める魂を育てていくことだと見えました。

最近、自分では苦手だと思っている「人前でお話する」機会が出てくるようになりました。頭では「人前で話すのは苦手だ。声を出すことは恐い」と思って尻込みするのに、心の中心には「声に出し人に伝える。」という気持ちが凜と立っていることを自覚します。その心に従い動いていきます。先日、ある事でプレゼンをする機会があり、聞いて下さる方々に好評であったのです。声が心に響くと言ってくださり、声にはコンプレックスがあるので意外であり驚きました。

「日本の魂がよみがえりますように」という願いがいつも心の奥にあります。今日のお話で「言霊」のことをお聞きして、自分の中に脈々と続く魂を感じ、魂に導かれるままに今、新しく歩んでいるのかもしれないと感じ、その方向に進みます。

日々の仕事が多忙となり、詩も小説も、好きだった小林秀雄も、読みかけのままの辻邦生の長編小説も、気になる折口信夫も、遠い世界になってしまったようで淋しくなる瞬間がありますが、今は一旦そこから離れて、思ってもみないことをする時なのかもしれません。

本当に楽しくて温もりがあり、尊いお話の応用コースでした。
ありがとうございました。

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