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真あらわし生きていく / 発言者:Nobue Hanaki

 今朝は父の人生における衝撃的な事実を知る事からはじまりました。昭和19年12月、14歳で親に内緒で予科練に志願してしまい、母親が気づくとすぐに、取り下げようと必死で試みるも、ありとあらゆる政治的手段が通用せず、軍隊の絶対的な力には敵わず、昭和20年には広島の呉の部隊に入隊していた。8月に入ると、名古屋の家が被災したので一時的に帰郷するようにとの命令が下り、広島から名古屋まで1日半かけて帰郷して間も無く、「異常な爆弾」が広島に落ちたので待機せよとの命令だった、と言います。同郷の仲間もたくさん亡くなった事、実家の被災がなければ自分も被爆していた事はもとより、命落としていたであろうこと、沖縄の人々や韓国や朝鮮の人々を当時は見下すような風潮であった事、沖縄が大変な事になっていた事を敗戦後に知った時の事等々、初めて、次々と語りました。しかし最も辛い事は語らないとは、父の生命が語っています。そして当然、父が戦死していれば私も、そこに居た母も子もいないのであり、生まれてきたかけがえのない生命、人生を深く考えました。
 琵琶湖の畔に行くと、高麗さんが染めて下さった、マーブリングを身に纏う人々が煌めく星のように立っていて、陽の光を呼んだのか、雨も上がり、開場前には湖面に光の花が次々と咲きました。ホール入り口にはとびきり素敵なお着物をお召しになった、えりかさんも、美しい方々と共にお出迎えして下さいました。高麗さんと手をつないで舞台上に登場された時には拍手喝采です。平和の象徴、この世界がひろがりますようにと願う気持ちが溢れます。
いだきしん先生のおからだ、指先を通して奏でられる音と高麗恵子さんの詠まれる詩を、今日は聞いているのではなく、そのまま経験しました。自らの身の内から全てが生まれるような瞬間瞬間に驚く間もなく、涙は溢れ続けます。歴史の真実語られ、今を解き明かして下さる御言葉と音はひとつで尊い生命です。二度と訪れる事のない今である事もはっきりと示していただきました。いだきしん先生、高麗恵子さんと出会った一人として、尊い生命のままに生きていける事は最高に幸せです。高句麗という強く美しい偉大な国が蘇ったと魂の歓喜の叫びが聞こえるようです。人類史の新たなる幕開けの時、更なる深く豊かな幸せを求めて、五女山へ集うその時も夢み、今宵高らかに宣言された新時代を生きて参ります。いだきしん先生、お誕生日にも関わらず、休む事無くはたらき続けて下さり、いつもありがとうございます。
そして今も、素敵なお写真をありがとうございます!

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