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産声 / 発言者:yuko ctb

危機迫るときに三鷹でのコンサートを経験できたことは本当に救いであり、初めての体感でした。
驚愕の演奏をありがとうございました。

第一部の“嘘”というメッセージから続く内容は心の奥に突き刺さるようで、頭から離れませんでした。
言葉の上では嘘を言うことは嫌いで言葉にはしていませんが、気持ちを偽るということも嘘なら、自分はかなり嘘つきなのかもしれないと感じつつメッセージを反芻していました。
先生の音はどんどん心の奥深くを掘り進めていく感じで、内側へ内側へと沈むような感覚になりながら、次々に浮かぶ言葉を眺めていると、ふと衝撃と共に我に返るようにこれも嘘だと感じました。いつもと何かが違うと感じ、その感覚は先生の音と疎外されているように感じていたからです。
どんどん頭がさえ、浮かぶ言葉や考えが湧いてくるにつれ、先生の音と分断され、驚きと共にもう一度先生の音に集中するとふっと抱きかかえられるように抜け出すことが出来たと感じました。本当に恐ろしくはまってしまうのだと驚愕と共に体験した第一部でした。

休憩が上がり第二部になると、第一部の教訓から頭に浮かんでくるものをシャットアウトして演奏とひとつであるように心がけました。
内面の光がどんどん拡がり、意識がどんどん拡がっていくと、三輪山の山頂でも感じた内と外がひっくり返り、身のうちに全てのものがあるような感覚になりました。演奏される先生の姿が本当に美しく、すべてが輝きに満ちて新しい世界が拓かれていきました。今、存在あることへの感謝、豊かな愛の世界が拡がっていくのを感じました。
真実は時に刃のように鋭く痛みを伴い、嘘は麻薬のように感覚を鈍くさせ、時に厳しい真実に向き合うことよりも甘美な嘘の中に入り込みたくなるけれど、確かに生きているという感覚は真実の中より生まれないと感じた三鷹での経験でした。

新しい世界をありがとうございました。

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