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変わるとき / 発言者:Ritsuko Mimura

アーケードのある商店街は、天候に関係なくコーヒー販売の出店ができるので、ありがたい限りです。7月7日のコーヒー販売をする前夜は、雨と雷雨の激しい音を聞きながらも、出店の準備をしていました。すると、いつもの地震と違う揺れと地鳴りがしました。遠くの工場で爆発があったと、後でききました。災害の少ない穏やかな岡山平野ですが、何があるかわからない時代となりました。いつでも、動けるよう、準備しておくことが必要と感じます。
当日、いつも通り現地に向かっていると、交通渋滞でした。渋滞の中を、車を進めていたのですが、まさかの通行止めです。警察官の誘導で迂回させられたのです。水没して、水に沈んだ道路を目の当たりにしました。車体が水に浮きそうな道しかなく、引き返すこともできない状況でした。講座では、7月になったらイッキに変わるというお話でしたので、とうとう、その時がきたのです。
20分で到着するところを3時間かかり、現場近くの市街地に入りました。しかし、そこで見た風景は、普段どおりの道路や行き交う人の姿で、何もなかったかのように、静かで普段どおりでした。ここで降られた雨が全部、低い土地に流れているのです。私は、川になった道路や、海になった土地を通ってきたようにも感じました。海に見える平野は、もともと海で、海岸になった山の麓の地名には「津」という文字がついているのです。不謹慎にも、浸水した田畑や駐車場は、海運が栄えた古の吉備を彷彿とさせる光景にみえました。
覆い隠されたもの、埋め立てられた土地、顕になっていく時代と感じます。これから起こる、多くの災害や震災に、自分の命と体をどう生かしていくのか、考えさせられます。
一回、一回のアントレプレヌールサロンに参加できることに、感謝です。
ありがとうございます。

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