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同志にあらず… / 発言者:tmiyazaki

  地震に豪雨と災害が続き、都市交通が乱れ、学校のスケジュールも変更が続き、やっと期末試験が終わった次第で、この間、仕事と活動で疲労困憊に。昨夜は、うっかりふろの湯を焚きっぱなしで寝てしまい、夜中に異常な暑さで気が付く始末。でも、どこかで「守られている」実感もあり、まだまだ頑張っていこうと思っています。
 今日、かつての同級生から電話があり、「通信をもらったから、声でも聴こうかと思って」と言う。かれは人一倍の努力家で、印刷会社を主宰してきた商売人だ。独自の思いと反骨精神とで財を成した人だ。「あくせくせんと孫の世話して暮らせば、それが可能なくらいな財産はあるのだが、それがようせんのや。先頭に立って、従業員を引っ張っていかないと、気がスマンたちなんや。」などと、第一線で働く気概をまくしたてる。「少しやけどカンパしとくからな。」とも言ってくれる。例を言って電話を切ってから、考えてしまった。結局は、かれはわたしのことを分かっていないのだと。国語教育の理解者であってほしいとまでは言わないけれど、年齢や出自、財産や金、地位や資格などとは別に、新しい生き方、これまでの常識を越えた起業、共存と多様性の世の中づくりを目指すことについてはわかっていないのだと。自分がこれまでいかに苦労し、危機を乗り越え頑張ってきたか、そして、従業員や家族のことを思って今なお元気にやっていることは、誇っても誇っても飽き足らないのだろうが、いまさらなんで未知のこと、海のものとも山のものともわからぬことに手を出さなければならないのか、これまで間違っていなかったからこそうまく言ってるのだから、このままで充分ではないかと思うだろうなあ。ただ、かれを批判する気は毛頭ない。その気力と成果には感服もする。しかし、どこか「同志にあらず」と思ってしまったのだ。で、少しさびしい。まだ疲れが癒えてないのだろう。

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