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希望 / 発言者:Kazue Fujiwara

手術の朝は、綺麗な青空でした。無事に終えました。昨日朝8時45分から4時間の手術、その後の集中治療室は、長くて辛く永遠の闇のようでした。そんな時ですら、課長承認を持ってくる課員に「出来ないよ」と言っている夢を見て苦笑しました。「まだ生かしてください。怖い。助けてください。」と前夜やっと本音で大泣きしました。自分の生命に気を遣う事なんて何一つない。泣きじゃくって生まれるままの言葉が私の本音。今日お昼にやっと部屋に戻りました。集中治療室から車椅子に乗った時は、あまりにもふらつき歩く事が危ぶまれましたが、1人部屋に入ると点滴片手にぶら下げ、サウンドシステムをかけ、お湯を沸かして白いコーヒーを飲まなきゃと、無我夢中で動いていました。まるで別人です。まだ痛みはありますが、驚くべき回復力で私はスタスタと歩き、医師が驚いて笑っています。昨夜から今日にかけて、あまりにも様々な事がありました。一瞬一瞬が信じ難く、ありがたく、感謝では伝えきれません。人は希望があれば、どんな時も生きていける。先生の言葉が蘇ります。与えられた生命、大事に生きていきます。笑顔で元気に講座やコンサートに行かれるよう、今の時間を大事に過ごします。ありがとうございます。

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