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「美しく、逞しく、懸命に」　/　発言者：tmiyazaki

　先生が、あのコーヒー豆に題された言葉を、西日本豪雨の被災者たちに送りたいと思って、こんな詩を書きました。


新しく生き直そう！
　　　　　　　　　　　　　　～西日本豪雨災害に思う～

ついつい死者数や行方不明の人数で災害の大きさを感じてしまうが、
広域に及ぶ被災地の惨たらしい現状、倒壊した住宅や寸断された交通網
そして、一万人以上の避難された人々のこれからを思うと暗澹たる思いに
とりあえず命を取り留めたが、あまりのことに言葉を失っているだろう
今日の寝食の心配、明日からの生活の不安、今後の人生の再構築
目の前の片付けや掃除に紛らわせつつも、もうやるせない思い一杯だろう
阪神大震災の被災体験を持つわたしには、その辺のことが鮮烈に蘇るのだ
妙に明朗な素振りは決して虚勢ではなく、気力は湧き出てはいるのだが
何とかなるさ、という楽天的な気分ではないこともまた確かなのだ

人生、なにがあるか分かったものじゃないし、予定通りにいかないことばかり
昨今、地震や豪雨や台風がやたらに猛威を振るうので、志を養ういとまもない
ただ世の中は絶えず変化し、時代は大きく変わっていくのは仕方ないこと
これまでの経験を活かし、世の常識を守り、前向きで生きていきたいのだが
安定志向ではもう先がないだろうし、因果論や科学的知識もあてにはならない
もう明日死んでも後悔しないくらい、今日を精一杯生きるしかないのかも
しかし、刹那主義や快楽だけを求めるのでなく、真善美をあくまで追求して
金も知人もなく一人ぽっちになったとしても、まずは自分をきちんと立て直し
意志を表現し、希望を語り、未知の人々と出会いを重ね、分かち合っていこう

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