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珈琲からの通信 / 発言者:Keiko Koma

長い一日が終わりました。工房の中は未だに1000度の窯の熱で、とても暑いです。窯の中の先生の器は、神様に見えます。どこまでも美しく、何もない澄んだ清らかな世界に、自分の曇りや濁りは、一瞬にし溶けていきます。とてもかけがえのない経験をさせていただいています。
 今日は、途中秋に完成しますお茶室の打ち合わせがあり、工房を抜けました。山が庭となる私にとっては大好きなロケーションに建ちます。お茶室に入った時、心が宇宙空間とつながり、窓の外は山ですので、最高の空間に感激しました。ここに居れば創造的になれると感じ、とても愉しみになりました。比叡山に居ると、遠い昔のある時を辿る瞬間があります。今日も不思議な感覚となり、このお茶室が大好きになりました。答えは遠い昔であり、遠い未来と表現したい感覚となりました。ここで先生の器で珈琲を頂ければ最高、と感じます。
 工房へ帰り、先生が作ってくださった格別の夕食をいただき、体の癖も余計なものもなくなりました。檀君スペシャル珈琲を頂くと自然と立ち上がり、窯入れの準備をしました。今日も尊い人間の生命のはたらきを学びます。あまりに尊く、かけがえがなく、身に余る機会を与えられ感謝よりありません。
 これから真の自分を実現できる人生です。

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