Home > 高麗恵子 WEB サロン > “狼”がほんとうに来た!

“狼”がほんとうに来た! / 発言者:tmiyazaki

  前回の「高句麗伝説」は、いきなり激しい音響からだったので、大いに覚醒を意識させられたが、今回は、実に穏やかな明るい旋律と柔らかい声の朗読から始まったので、正直拍子抜けだった。毎回、節目のコンサートのときは、「これで時代が変わる!」「この機会を逃しては先がない!」と言われるので、また「狼が来たぞ!」と叫んでる少年のようにも思わないでもなかった。まあ、そうして鈍感で無知なわたしに警告を伝えてくれているのだと思っていたけれど。しかし、たまたま読み始めた本(橘玲『朝日嫌い』)の影響もあり、いやいや世の中は本当に変化しているのであり、変わっていかないと生きていけないのだと思うと、改めて、「いだき」にいることが救済のように思えて、手を変え品を変え、愚鈍なわたしを導いてくださってるのだと感謝の念も沸いてくる。全体、自分の都合のいいように変化が来ることを期待している、たとえば、「右傾化」が進まないで、「民主主義」が進むように。しかし、いまほど、「民主化」が進み、「右」が「左」になってしまっている現実社会に立つなら、そういう変化にこそ気を付け、こちらも変化していかねばならないのだ。その「柔軟な対応」を今回は与えてくださったように思うのだ。“狼”はほんとうに来ていたのだ!じんわりと体中が洗浄されたような「高句麗伝説」だった。

Home > 高麗恵子 WEB サロン > “狼”がほんとうに来た!

検索
Feeds

Page Top