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生きること / 発言者:maki suzuki

三鷹のコンサートは生死を分けるほど大きな要であるとお聞きしていたことを、わかっていなかった愚かさを受け止めています。
母の友人の統合失調症の方を最近体調が悪いとのことで三鷹コンサートにお誘いし遥々遠路から来ていただくことになっていました。自宅に招き、ふらつきがあるとのことでしたが、以前から薬の影響かふわふわした感じはあり、日中母と買い物に出るなどしていたので大丈夫なように感じてしまっていました。コンサート前に早めの夕食を作ってくれて皆で美味しく頂き、温もりを感じ、後片付けをするからと、母と二人でバス停まで先に行って貰い、その道中に倒れ、私が行った時には救急車で運ばれてゆく所でした。あまりの急展開にびっくりし、救急車には母が同行してくれて、私はとにかくコンサート向かいました。道中、仮にも人をケアする仕事をしているのに、人の状態をわからない自分の鈍感さ、愚鈍さがはっきりわかり呆然としました。コンサートでは、後悔と申し訳なさと、自分の鈍感さをなんとかしたい気持ちでした。嘘と言うメッセージと共に演奏をお聴きしていると、子宮に痛みが走り、体内の巡りが滞っている状態がわかり、腰に鈍痛を感じます。身体を無視し、頭で身体を動かし、鈍い状態がそのまま現れていることをわかるよりなく、ずっと身体を感じる時間は続きました。この状態で生きていることは、嘘になっていると感じます。都合の良いように頭で身体を使い、身体の一部に負担をかけているのにすっかり無視して気づかない。自分の身体を無視しているように、人のことも都合の良いところで見て、正確ではないところで負担をかけてしまっている。今までどれだけ腰や子宮に負担を掛けてしまってきたのか。真実で生きるということは、身体ごと巡りの良い綺麗で健全な状態なのでは、と感じます。コンサート終了間際で徐々に腰の鈍痛は薄れていってくれました。
昨夜、本日と母の友人のお見舞いに行くと、ICUから一般病棟に移り、いつも通りにほんわかとされている様子に一安心しました。
医師曰く、母の友人は肺動脈に血栓があり、肺にうまく空気が送れず、低酸素状態となっているとのこと。明日から、血液をサラサラにする薬を服用するが、血栓は最近でなく徐々に蓄積してできたものと思われるので効果があるかははっきりしないようです。また副作用として、消化菅、頭蓋内、腹腔内などが出血しやすいと言われ、怖いと感じます。医師のものの言い方が、まるで人間に対してでなくモルモットと思っているかのようで、ゾッとします。
強い精神薬を長く服用されているので身体に負担はかかっているだろうから病気そのものが完治しなくても、また一緒に美味しいものを食べたり、先生のコンサートに参加できるようになって欲しいと心から望みます。ぬくもりある時間を一緒に過ごせる人を、どうか、簡単に奪って貰いたくありません。
今は本当に、危機的な状況なんだと肌で感じます。この時に自分の愚かさに気づけたことは辛いですが、本当に有難いです。
もっとしっかりして、ちゃんと人の役に立てるように自分を変えてゆきたいです。

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